十種の現世利益に、
四種の後世利益も！

その名の通り十一の顔を持つ、観世音菩薩（かんぜおんぼさつ）が変化（へんげ）した姿の仏尊。様々な表情は仏法の教えに関連し、深い慈悲で衆生（しゅじょう）を苦しみから救うとされています。本像は経典の教えに則ってビャクダンという香木を用い、一尺三寸の大きさで造像されました。一方では頭髪の乾漆（かんしつ）など、日本独自の技法も盛り込まれています。

重要文化財とは...

十一面観音立像

じゅういちめんかんのんりゅうぞう

The Eleven–Headed Kannon

奈良～平安時代

8～9世紀

像高：42.8cm

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「ColBase」を加工して作成

https://colbase.nich.go.jp/collection_items/narahaku/882-0?locale=ja